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W杯欧州予選ドイツ対ロシア

昨日、サッカーワールドカップ欧州予選のドイツ対ロシア戦を観戦しました。(Youtubeにダイジェストがありました。こちら
会場は、ドイツ最大の収容人数を誇る、ドルトムント(Dortmund)のシグナル・イドゥナ・パーク(Sinal Iduna Park)です。ブンデスリーガの試合では8万1千人、国際試合では6万5千人の観客を収容します。この日も6万5千人と電光掲示板に出ていました。
ドイツは、クリンスマン監督の退任でコーチから昇格したヨアヒム・レーヴ監督が率いています。この前のEURO2008では、前評判はあまりよくなかったのですが準優勝しました。今も好調を維持しています。
対するロシアは、日韓W杯で有名になったあのフース・ヒディンク監督が率いています。EURO2008では台風の目となり、話題の中心でした。結果はベスト4でしたが、強さをアピールした大会でした。


こちらは、スタジアムの北側の入口から入って、東側のスタンドに向かうところです。
ここから初めてグランドとスタンドが見えたのですが、その大きさにビックリしました。
本当に大きなスタジアムです。


こちらは、オープニングセレモニーで、選手が入場してきているところです。


いよいよキックオフです。
センターサークルに立つのは、クローゼ(11番)とポドルスキー(10番)、その手前には、キャプテンのバラック(13番)がいます。対するロシアは、アルシャヴィン(10番、ポドルスキーの右奥)らが見えますね。
この試合はすごくいい試合でした。
前半10分にポドルスキーが決めてドイツが先制、そのあとバラックのゴールもあって、ドイツ2点リードで前半を終えます。後半はドイツに疲れが出て、押されっぱなしになり、アルシャヴィンに1点返されると、そのあとも冷や冷やするシュートを何本も受けました。
故障しているエンケに代わって先発出場したゴールキーパーのアードラーは、好セーブが多かったように思います。ドイツのゴールキーパーはレベルが高いですね。
私は北側のゴールに近い席だったので、前半攻勢のドイツ、後半攻勢のロシアともに、いい場面はすべて南側のゴール前だったのが惜しかったですが、本当にいい試合でした。


こちらは、ロシアの応援団が陣取っていた北東角の2階席です。
アルシャヴィンのゴールで興奮したファンが発煙筒を焚いて、1階(通路のところ)に発煙筒を落としていました。左に見えるのは、サッカー中継のボックスで、この下に警察が20人くらいいたのですが、それでもロシアの興奮は抑えきれないという感じでした。

スタジアムの中で配られていた無料の雑誌(観戦パンフレット?)aktuellの表紙はポドルスキーで、中にあったポスターもポドルスキーでした。そして、これまで背番号20でしたが、この日から栄えある背番号10をつけることになりました。これに応えたのか、この日のポドルスキーは最高でした。パスをもらうとすぐにゴールを向いて突進し、強烈なグラウンダーのシュートを放つというシーンが何度かありました。
あと一人私が印象に残ったのは、ラームですね。巨漢のディフェンダーが並ぶ両チームにあって、頭1つ(いや2つかな)小さい、身長170cmのラームは際立って小さく見えましたが、その動きの速さにはビックリしました。ディフェンスラインからスルスルとドリブルで持ち上がってシュートを放つシーンでは観衆を沸かせていました。
物足りなかったのは、クローゼとフリンクスかな。応援していたので、もっと活躍してほしかったですね。

あと、試合とは別に驚いたことが2つありました。
1つ目はクラニィです。
この日、ドイツ代表メンバーのクラニィが、なんと私たちの席の目の前を私服で通過しました。周辺の人たちが大騒ぎをしているので、何事かと思ったのですが、試合途中で一般客(東側)の席から人目を避けるようにこっそりとスタジアムを出ていきました。そう、発煙筒が燃えていた一般席の通路を通って出ていったのです。何でクラニィがこんな一般席に? しかも試合途中で帰るの?
今、昨日の試合のニュースを検索していたら、なんとこんな記事がありました。
代表引退って、穏やかではありませんね。
もしかしたら、私が見たクラニィの後ろ姿が、ドイツ代表戦(客席ですが)でクラニィを見ることができる最後の機会だったのかもしれません。驚きました。ちなみに、この記事にあるドイツ代表が合宿しているホテルとは、デュッセルドルフのヒルトンホテルで、練習はLTUアレーナでしています。試合でもないのに、2万人を超える観客がLTUに集まっているそうです。

2つ目は喧嘩騒動です。
試合は、20:45開始で22:35頃に終了しました。スタジアムからドルトムント中央駅までは地下鉄で6駅あって、私たちが乗車したデュッセルドルフ行きの急行列車は、23:45ドルトムント発だったのですが、デュッセルドルフまであと2駅のところのデュースブルク駅で、喧嘩騒動が起きました。
2階建ての列車で、ドルトムントでは乗り切れないくらいの猛烈な人の数でした。私たちは8人で観戦に来ていたのですが、2人は2階への階段を上がってすぐのところに、私ともう一人は階段の途中に、4人は階段の下に、押しこまれてたどり着いたという感じで乗車しました。ギュウギュウ詰めで身動きのできない状態でしたが、ボーフムやエッセンで少しずつ人が降りて、少しだけ余裕ができてきました。
後で思うと本当に幸いなことに、この車両にはドイツファンばかりでした。もしここにロシアファンもいたらもっと大変なことになっていたかもしれません。
車内はビールビン片手に立ったまま飲み続けている人が何人もおり、強豪ロシアを破ったあとでみんな機嫌が良さそうでした。
そんなときに、デュースブルク駅に着きました。階段を上がってすぐのところで飲んでいた、巨漢のドイツ人のグループが降りるということで、階段の途中にいる私のほうへ向かってきている時に、事件は起こりました。階段の上のところで、誰かが意地悪をして通せんぼをしたのです。通せんぼをされたドイツ人は腹を立ててつかみかかり、それを誰かが押したのか、巨漢のドイツ人2人が私の上から降ってきました。
最初私は酔っ払ってよろけたのかと思ったら、そのまま階段の下の人たちの上に覆いかぶさるように落ちていき、さらに階段の上の誰かがビールをぶっかけるように缶を4、5人のドイツ人が倒れている上に放り込みました。悪乗りして便乗した人です。一人ずつ除けていくと、残り2人になったところで、この2人が殴り合いを始めました。1人は上から落ちてきた人で、1人は乗降口近くにいて巻き込まれた人です。この人も3人のグループで乗車していてビンビールをラッパ飲みしていた人です。
そして、別の人が上側の人を引っ張りだして列車の外へ出すと、下になっていた人が、倒れた姿勢のまま近くにあったビールビンを拾って、車外に出たその人めがけて投げつけました。
すると、恐ろしいことに、今度は車外に出されたほうがビールビンをその倒れている人めがけて思い切り投げつけました。ビンはその人の額に当たり、粉々に粉砕しました。
私は殺人の瞬間を目撃してしまった、と思いました。
でも、幸いなことに、それほどのダメージはなかったようで、さらに反撃に転じました。騒動が始まって5分くらいだったでしょうか。警察が5、6人来ました。
みんな、「やっときたか。これでおさまるだろう」って思った瞬間、ビンを当てられて流血していた人が怒り出し、近くにあったビンを逆に持ち、それを列車の床にたたきつけて底側を砕いて、それを持って逃げた相手を追って1階席のほうへ向かおうとしました。2度目の緊張の瞬間でした。
このとき私は2階席から様子を見ていたのですが、この1階席のほうへ向かうところには、一緒に来た8人のうち3人がおり、「やばい」と思いました。
ここで、警察がこの人を押さえつけ、車外に連れ出しました。当事者と警察が列車から降りて、列車の扉が閉まったとき、車内の緊張がようやく解けました。
この騒動で、列車は大幅に遅れて、家に着いたのは深夜の1:30。たいへんな一日でした。
イマジン * 娯楽・サッカー * 22:11 * comments(6) * trackbacks(1) * - -

コメント

うわーうらやましい!あんな近くで観戦されたなんて・・
ラームはいい選手ですよね。ドイツW杯でも際立ってました。僕はシュバインシュタイガーが好きです。
ケンカ騒動、大変でしたね。ドイツの酔っ払いさんはずいぶん無茶しますね。ご無事で何よりです。
リアルな写真、レポート大変面白く読ませていただきました。
Comment by GRID @ 2008/10/12 11:38 PM
私もスタジアムにいました。上の写真を拝見すると私の席と近かったかもしれません。私の場合は、大渋滞に巻き込まれ、スタジアム入りがキックオフ5分後。これに懲りて、試合終了5分前にスタジアムを後にしました。そのままHiltonに向ったのは言うまでもありません(笑)
Comment by 通りすがり @ 2008/10/13 3:20 PM
GRIDさん、余裕ですね。
技術士第一次試験前夜ではありませんか。
まあ、それはおいといて、Youtubeにいい映像がありました。
私は遠いサイドから遠望していたため、細かいプレーがよく見えませんでしたが、テレビ放送をみるとよくわかりますね。
GRIDさんが好きだというシュヴァインシュタイガーも大活躍でしたよ。
1点目では、ディフェンダーからの早い縦パスをシュヴァイニーがスルー気味にヒールパスで流してチャンスが生じました。それを受けたクローゼがちょっと溜めてから縦に出して、ポドルスキーがそのまま縦に突破して豪快にシュートを決めました。
2点目もポドルスキーからの難しいパスを、シュヴァイニーがうまくトラップしてすぐにキーパーの裏に上げて、バラックにゴールをプレゼントしました。
帰りの騒動では、ビールが少し掛かっただけで無事でしたが、二度と遭遇したくないですね。
Comment by イマジン @ 2008/10/14 12:13 AM
通りすがりさん、こんにちは。
同じスタジアムにいたとは奇遇ですね。
しかも近くの席ですか。私の席の周りはドイツサポーターのほうがやや多い感じでしたが、応援はロシアサポーターが圧倒していました。まるで、アウェーみたいでしたよ。
通りすがりさんもクラニィが出ていくのを見ましたか。かなり大ごとになっていますね。本当に最後の姿になりそうです。
そのままヒルトンっていうものすごいですね。笑ってしまいました。
15日Moenchengradbachでのウェールズ戦までヒルトンで合宿するみたいなので、デュッセルドルフ市内でもドイツ代表選手に会えるかもしれませんね。
私はカメラを持ち歩くことにします。
Comment by イマジン @ 2008/10/14 12:27 AM
イマジンさん、こんにちは。デュッセルのHiltonですが、夜中の1時にもかかわらず、20人くらい入り待ちの人がいました(!)。しかも、そのほとんどが女性だったので、尚驚きでした(因みに私は男です)。戦利品ですが、バラックのサインとポドルスキーと一緒に写真を撮ってもらえたので、大満足でした。
Comment by 通りすがり @ 2008/10/14 2:01 AM
すっご〜〜〜い!
凄過ぎます。
車で観戦に行って試合終了の少し前に会場を出てヒルトンに直行ですか。試合前から、ヒルトンで合宿していることも聞いていたのに、そんな作戦は思い浮かびませんでした。ドルトムントは、ちと遠いし、ビールも飲めませんしね。ん〜、取捨選択が難しいところですね。
今度のメンヒェングラットバッハでのウェールズ戦に、私の知人が(また)行きます。この作戦を伝えておきます。
通りすがりさんと、ヒルトン前で会ったりして。
といっても、顔がわからないか。試合が終わってもユニフォームを着ているクローゼが日本人に見えたら、その人は私の知人かもしれません。
私は次はテレビ観戦です。
あっそうか、うちからヒルトンならだいぶ近いですね。試合が終わってから、着替えてヒルトンに行く・・・って手もありますね。はっはっは。
貴重な情報をありがとうございました。
Comment by イマジン @ 2008/10/14 3:58 AM
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発煙筒のこと

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From 日々の人気キーワードより @ 2008/10/18 8:12 PM
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