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デュッセルドルフの交通事情

久々にデュッセルドルフのことを書こうと思います。


まずは、バスです。日本では、トレーラー式のバス(連結されたバス)は見たことがありませんでしたが、ドイツでは普通に走っています。観光バスではなく、路線バスの多くがトレーラー式です。
私の印象では、日本ではどちらかというと、バスの小型化が進んでいて、利用者が少ないバス空白地をなくすように、小型バスが増えてきていると感じていましたが、ドイツでは逆なんだなあと思いました。


こちらは、デュッセルドルフ市内でよく見かけるバス停です。
屋根と椅子がバスを運行している会社によって設置されています。なんでこんなことを書くのかというと、日本ではバス会社はバスを走らせるだけで、バス停の看板以外は住民が(勝手に)おいたものだと言っている場合が多いからです。
基本的にバス停は道路の一部にあるので、道路管理者に占用許可をとって設置されているのですが、日本ではこのバス停を移設したり撤去したりする際に、よくトラブルが起きます。それはバス停に置かれている椅子等の処理です。道路管理者にすれば、バス停の施設の一部だと考えるのですが、バス停にある椅子はあとから(占用申請なしに)置かれたものがほとんどです。だから、バス会社は、バス停の移設(撤去)の際に、自分が設置(占用)したもの以外は、きれいにそのまま残していきます。
道路管理者が移設後の様子を確認しに行くと、古い椅子等が残されていて、バス会社に理由を聞くと、上記のことを説明され、椅子を処分することはできないと言われます。道路管理者が発行する占用許可書に椅子等もバス施設の一部とみなす旨を一文入れておけば解決する話ですが、なかなか・・・なんですよね。
少し脱線しましたが、この写真に戻ります。
このバス停だけのことなんですが、私が気になっていることがあります。それは、視覚障害者用誘導ブロック(通称、点字ブロック)のことです。自転車の通行帯のところに停止ブロックを入れてとてもきっちりと設置されているんですが、向かう先がただの垣根で何もないんです。視覚障害者をどこへ誘導しているのかさっぱりわからない不思議な点字ブロックなんです。
まあ、こんなことを書いても誰にも答えはわからないと思いますが。


それからこちらは、よくある駐車スペースです。
で、写真ではわかりにくいのですが、写真中央の街灯に駐停車禁止マークがついていて、手前向きの矢印も書いてあります。これは「ここまで駐停車禁止」という道路標識です。時間制限等はついていませんので、いつでも有効な駐停車禁止です。なのに、駐車スペースがあります。
こういう矛盾した駐車禁止&駐車スペースがけっこうたくさんあって、私はたいてい駐禁標識を無視して駐車しているのですが、一度、車をおいた途端にとても大柄なドイツ人の男性が近づいてきて、駐車禁止の標識を指さして怒鳴られたことがあります。駐車スペースはあるけど、駐車してはいけないということなんでしょうね。もしかして、個人の土地?とも一瞬考えましたが、その横に歩道があるので、やはり公道の一部でした。ん〜考えても意味がわからないので、次にいきます。


こちらも駐停車禁止の標識が見えます。写真ではわかりにくいですが、正面の車の手前に「ここまで駐停車禁止」の標識があり、その途端、路上駐車でいっぱいになっている様子です。
そして、写真左側はUバーン(地下鉄、だけどここは地上を走行している区間)の駅です。つまり、自宅から車で来て、ここに車を停めてUバーンに乗ることもできるんです。日本では考えられませんよね。
それと、駅のつくりですが、とてもシンプルですよね。ただマウントアップしてあるだけです。日本では改札口のない駅というのは、想像しにくいですよね。
日本とドイツでは、「検札」ということに対するアプローチが大きく違うと感じます。日本人は「確実に運賃を徴収すること」を第一に考えていると思いますが、ドイツ人は「検札行為が乗降の妨げにならないこと」を第一に考えているのだと思います。
ドイツの検札は、私服検札員がたまに抜き打ちで切符の提示を求め、切符を持っていない者には高額の罰金が科せられるというシステムを取っています。私はドイツにきて間もない4月に一度この抜き打ちの検札を受けたことがありました。定期券を持っていたので大丈夫でしたが、突然だったのでビックリしました。


こちらは、デュッセルドルフ中央駅です。奥の建物がDB(ドイツ鉄道)の駅舎で、その手前にSバーン(LRT)の駅がいくつもあります。
日本と違うのは、駅に車で送り迎えをしている風景を見たことがないことです。LRTとバスによる公共交通網がしっかり整備されているので、車で中央駅まで送迎する必要がないんですね。


こちらは、電動車椅子が歩道を通っているところです。偶然に見かけました。
ここはお店が並んでいる通りなので、自転車がたくさん停まっているし、買い物カートを押している人もいて、とても通りにくそうですね。でも、この車椅子の方は結構慣れているようで、気にせずにどんどんいっていました。

まとまりのないことをダラダラと書いてしまいましたが、どれも日本とは違う文化を感じましたので、ご紹介いたしました。
イマジン * ドイツの道路 * 08:11 * comments(4) * trackbacks(0) * - -

コメント

イマジンさんこんにちは。
昨日、ドイツの視察報告会(フォーラム)を無事終えホットしています。たかつき市民環境会議の方やまちづくりや環境に関心のある市民、市議会議員の方など50数名が見に来られました。
さて、連結バスは、視察したフライブルグやミュンスターでも見かけました。検札が無いので鉄道駅に着いた途端、一斉に乗客が降りてきたのを覚えています。出入口は広く低床(フラット)なので、乗り降りがスムースかつスピーディでしたね。
バス停は日本でも少しずつ欧米化してきて、岡山から始まり横浜や神戸で広告付きのバスシェルターが導入されています。確かフランスの企業と日本の商社が提携していたと思います。バス会社や行政以外の民間資本が入ることで、ベンチなども併せて整備されているようです。
路上駐車の仕組みはよく分からないですね。公道でありながら、暗黙の了解で沿道住民の個人駐車場になっていると思われるほど、整然と車道に駐車されていますよね。不思議です。夜も眠れません。追跡調査をお願いします。
改札口が無いというのは、公共交通の電車やバスを利用する上で、気軽さ、便利さの点で、とても重要なことだと思います。料金体系も含め「車移動」よりも「LRTやバスに乗ろう」という気持ちにさせてくれます。日本でいくらP&R(パークアンドライド)だの、トランジットモールだの公共交通利用を促進する方策が幾度となく試されていますが、改札があるか限りは明らかな効果が現れないのではないでしょうか。
イマジンさんの写真やコメントは、いろいろと視察時の記憶を呼び戻すと共に、新たな発見も提供していただけて大変勉強になります。今後も写真とレポートをお願いします。
Comment by まちかど探検隊 @ 2008/07/14 12:31 PM
まちかど探検隊さん、いつもありがとうございます。
昨年のドイツ視察の報告会が昨日だったのですか。お疲れ様でした。
ドイツからは、バス停だけでなく、検札システムも見習うべき点が多いですね。
駐車については宿題をいただいてしまいましたので、また時間ができたら、調べておこうと思います。
Comment by イマジン @ 2008/07/14 6:40 PM
イマジンさん、グーテンターグ。
イマジンさんが気にしているバス停の視覚障害者用誘導ブロック(通称、点字ブロック)のことですが、私なりの考えを!!
この点字ブロックはバス停から降りた方を歩道に誘導するのではなくて、歩道を歩いてきた方が、点字ブロックに気づき、バス停に向かうという意味が強いと思います。ですから、まっすぐ延びた点字ブロックは「受け」るために垣根の近くまであると思います。写真ではよく分かりませんが、垣根側は線字ではなくて点字になっていませんでしたか。
余談ですが、点字ブロックは日本の岡山県が発祥の地です。最近は海外でも導入されているようですが、昨年の視察で気づいたのは、フライブルグやミュンスター、カールスルーエでは点字ブロックはほとんど見かけませんでした。日本人が多いデュッセルドルフで見かけたときは、「日本人が提案したのかな」と思いました。但し、見かけたのは、「黄色」ではなく、灰色で歩道と同化しており(景観に配慮)弱視の方は見づらいだろうと思いました。
Comment by まちかど探検隊 @ 2008/07/17 12:42 PM
さきほど東ドイツから帰ってきました。今度は東ドイツ紀行を書きたいと思います。
さて、意図のわかりにくい点字ブロックの件ですが、たぶんまちかど探検隊さんの推定した通りの意図で設けられたものだと思います。しかし、垣根側の端ブロックは「点字(停止)ブロック」ではありませんでした。ちなみに、方向ブロックは日本のように、長さ30cmほどの線状の凸部が4本ほど並んでいるタイプではなく、ハケ引きしたコンクリート面のような細かい溝が全面に施されたタイプのものでした。前後のレンガのような舗装とは感触が変化するので、「何かある」とわかるだけのもののようです。
あと、あまり注意して見ていないので、勘違いかもしれませんが、黄色の点字ブロックはあまり使われていないかもしれませんね。
Comment by イマジン @ 2008/07/21 3:49 AM
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