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南ドイツ紀行ゥ凜ース教会

南ドイツ紀行の5回目は、ヴィース教会(Wieskirche)です。


この教会は、フュッセンから北東に20kmほどいったシュタインガーデン(Steingaden)という小さな町の小高い丘の上にあります。
ヴィース教会は、草原(たくさんの牧場)のなかにぽっかりと建っていました。村というより小さな集落といったところにあります。建物の外観は品はありますが、特別に目立つものではなく地味でした。このあたりの建物は、みんな品があって奇麗なので、本当に目立ちません。

私はカーナビを頼りに移動していたのですが、ここで一度失敗しました。
目的地の設定方法がいくつかあるのですが、よく使うのは、都市名、通り名、番地の順に入力する方法です。まず、都市名にSteingadenと入れると、2つの町が見つかりました。一方には、Steingaden(Allgäu)とか表示されていました。このAllgäuという文字には見覚えがありました。前の晩、フュッセンで飲んだビールのジョッキに書いてあった文字でした。だから私は迷わずこちらを選び、次に通り名にWiesと入れました。すると、Wiesという名前の通りと、Wiesという名前の観光スポットの2つが表示されたので、後者がヴィース教会だと思って目的地に設定しました。
10秒ほど待つと、計算された距離やルートが表示されます。(フュッセンから)目的地までは30kmほどでした。北西方向のルートが示されたので、少し違和感を覚えましたが、都市名、通り名、観光名所、距離からほぼ間違いないと思って行ってみました。アウトバーンをしばらく走ったあとカーナビの案内に従ってアウトバーンを出ると、美瑛のような素晴らしい景観が広がっていました。まさに。ガイドブックで見たヴィース教会のある丘のような景色でした。カーナビに従ってしばらく行くと、「Wies」と書いた木柱の立った丘の上の畑の真ん中に着きました。しかし、教会はありませんでした。そうです。目的地の設定が間違っていたのです。
試しに、同じ操作をして最後の通り名の選択のところで、Wiesという名前の通りのほうを選び、番地(ヴィース教会は、Wies 12)に12と入れると、Wies 12という番地は存在しないことがわかりました。都市名の選択に戻って、もう一方のSteingadenを選ぶと、やはりWiesという名前の通りがあり、こちらには12という番地もありました。こちらがヴィース教会のある、「Wies 12, Steingaden」です。
農作業車に乗るおじさんとすれ違うたびに凝視されましたので、東洋人がここに来ることはあまりないのでしょう。ちょっと寄り道をしてしまいましたが、ちっともガッカリしませんでした。それは、私が来たWiesというところも、素晴らしい景観だったからです。
この記事もだいぶ寄り道をしてしまいましたが、ヴィース教会のなかをご紹介します。


中に入ると、白い彫像に黄金の装飾、そして大きな青い天井画が現れます。息を飲む美しさです。
見えにくいですが、写真中央に安置されているのが、「鞭打たれる救い主」の木像です。このキリスト像は「涙の奇跡」を起こしたことでとても有名になり、世界中から巡礼者がくるようになったそうです。
この日もたくさんの人が訪れており、司祭さんの話を熱心に聴いていました。
建築士ドミニクス・ツィンマーマンは、自らの最高傑作ヴィース教会から離れられなくなり、教会の下方に自ら家を建てて死を迎えるまでここに留まったそうです。


こちらは、ツィンマーマン兄弟の兄ヨハン・バプティスト・ツィンマーマン(ミュンヘンの宮廷画師として没す)の天井画です。すごい兄弟ですね。
丸天井に見えますが、これは画法によるもので、角が面取りされただけの平天井だそうです。多くのバロック建築師は、丸天井と丸屋根を石で組み上げましたが、ドミニクスはあえてこれをせずに、軽い木を使った平天井とすることで、長さ28m×幅18mという大きな天井と、非常に多くの大きな窓を設けることを実現したそうです。
この優雅な空間の創出の陰には、そうした工匠の技術的な挑戦もあったんですね。


こちらはパイプオルガンです。残念ながら、演奏を聴くことはできませんでしたが、神(信仰)、芸術、技術、光、そして音楽が一体となったところに、このヴィース教会の素晴らしさがあるのでしょうね。
イマジン * ドイツの風景 * 22:32 * comments(0) * trackbacks(1) * - -

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From ドイツ在住オヤジのつぶやき - Das Gemurmel eines japanischen Vaters @ 2008/11/15 6:35 PM
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