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ドイツの自転車交通3

3回連続になりますが、今回も自転車交通について書きます。


これはKarl Straßeという大きな道路です。デュッセルドルフ中央駅のすぐ近くを通っているので、車の交通量も歩行者も自転車もかなり多いところです。
ここでは、自転車の通行帯は車道側にとってありますね。


こちらもKarl Straßeですが、より駅に近いところです。
ここには右折車専用の車線があるため、直進の自転車は右折車用の車線と直進車線の間の位置になっています。怖いですね。日本ではまず見かけない道路構造です。


こちらはBismarck Straßeという小さな道路がKarl Straßeに接続するところです。
一瞬「何だこれ? いったいどういうことだ」って考えてしまいますよね。この写真だけでは確かに意味がわからないので、補足説明します。
ここは、大きな道路(主道路:Karl Straße)と小さな道路(従道路:Bismarck Straße)の十字交差点です。Bismarck Straßeからの流入車は、直進と左折が禁止されていて、右折のみに制限されています。しかし、自転車は制限されていないので、直進と左折の自転車は、写真中央のところで待ち、信号が青になったら、そのまま真っ直ぐ交差点に入っていけるようになっているのでしょう。右折の自転車については、路面標示が何もないのでわかりにくいですが、たぶん右折車用の車線の右寄りに進めということだと思います。でないと、危ないですからね。
それと、停止線の位置ですが、車の停止線よりも前に自転車の停止線がありますね。これは停止している間に、車から自転車を視認しやすくするためでしょうか。右折の車が、直進や左折の自転車を視認する必要はないと思いますが、どうなんでしょうか。まあ、ここではちょっと意図がよくわかりませんが、ほかのところでは、こうしておくと、自転車を巻き込んでしまう接触事故は減るように思いますね。面白い工夫だと思います。

このあたり、いずれも日本ではほとんど見ることのできない、通行方法、交通制御ですよね。
いや、そうじゃないのかな?
今月1日に道路交通法が改正(施行)されましたね。「後部座席のシートベルト義務化」の話ばかりが注目されていたように思いますが、実はこれに「自転車の歩道通行要件明確化」と「高齢者のもみじマーク(通称)表示義務化」を加えたのが3つの柱でしたね。
で、今、日本の道路は「自転車の歩道通行可」とかいう標識がいっぱい立っているということですか?
これがないと自転車は歩道を通行できないということですから、たくさんつけてもらわないと自転車利用者はとても困ってしまいますよね。たぶん、青い標識に自転車と歩行者の絵があるやつですよね。この標識のない道路では自転車が車道を走ることになるので、ドイツのような交通制御が日本でも取り入れられているんでしょうか。

日本がどうなっているのか見えないから、帰国する頃には(いろいろな意味で)浦島太郎になっているようで恐ろしいなあ。かといって、ドイツにいるあいだ日本のことばかりに関心を持っていたら、もっとおかしいんだけど。
イマジン * ドイツの道路 * 02:56 * comments(4) * trackbacks(0) * - -

コメント

はじめまして。aomatsと申します。
技術士絡みで時々お邪魔させて頂いております。
興味深い自転車の話題でしたので勝手で申し訳ありませんが当方のブログに記事を書かせて頂きました。

ドイツの自転車道路事情は面白いですね。ドイツからしたら日本が面白いのかもしれませんが。
ドイツは安全なのか危険なのかよく分からなくなってきました。。。

>浦島太郎
いつまでそちらにおられるのか分かりませんが
自転車道路事情に関しては今の子供と世代交代する位のスパンの話でほとんど変わってないんじゃないでしょうかねぇ。

技術者の視点からの写真がとても面白いです。
また、遊びに来ます。今後ともよろしくお願いします。
Comment by aomats @ 2008/06/27 10:11 AM
コメントというより”御願い”になりますが、お許し下さい。
写真を拝見する限り、”縁石”が日本と違うように見受けられます。機能の使い分けなど教えていただければうれしいです。
ユニバーサルデザインにおいて、現行の縁石が、形状等も含め適切か否か悩んでます。
Comment by u.yan @ 2008/06/27 11:15 PM
aomatsさん、はじめまして。
コメント&トラックバックありがとうございます。
自転車交通政策に関しては、ドイツから学ぶべき点が多いと感じますね。特に政策立案に携わっている人には、研修旅行じゃなくて、しっかりと視察して勉強してもらいたいと思います。すでにかなりの方がドイツに来ているようですが、どうも本質を理解ぜずに日本に技術を持ち帰っている例が多い気がします。

u.yan さん、ご無沙汰しております。
縁石の形状ですか。明らかに違うのは、高さですね。日本のマウントアップ(車道面から15〜20cm上がり)ではなく、セミフラットかもう少し高い5〜10cm上がりくらいのマウントアップ構造が多いですね。
あと立ち上がり部の勾配が、日本よりも倒れています。これは路上駐車と大きくかかわっていると思います。路上駐車はなかば公認状態なので、車両が歩道に乗り上げやすいように、立ち上がりの勾配を倒しています。
日本は歩行者の安全が第一という考え方ですが、ドイツでは車が歩道に乗り上げて突っ込んでくる場合までは想定していないと思われます。
Comment by イマジン @ 2008/06/28 2:24 AM
情報、有り難うございました。
Comment by u.yan @ 2008/06/28 8:16 PM
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