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鋼材価格の値上げ

数日前に鋼材が3割値上がりするというニュースが流れていました。今春、鉄鉱石が65%、石炭が3倍に値上がりしたためだということですが、すさまじい価格変動ですね。
鉄鉱石も石炭も天然資源だから、農作物と違って「不作のため急騰」とかいうことはないし、農作物だって3倍にはなかなかならないと思います。にもかかわらず、なぜこんなに急激に、65%、3倍という上がり方をしたのだろうか。
ん〜、天然資源の価格変動の仕組みがよくわからない。
1年くらい前だったか、原油価格の急騰で、原油を材料とするアスファルト舗装の価格が急激に上がった時がありました。当時、請負者が舗装業者に払うよりも、積算価格のほうが低いという話をよく耳にしました。
これは役所の積算価格を決定(変更)するタイミングと実勢価格の変動にタイムラグがあるためです。アスファルトの積算価格は数カ月ごとに決定されていたと思いますが、この数カ月の間に大きく変動すると、こういう問題が発生します。
ですが、逆に実勢価格が急落したときに、積算価格が高すぎるケースもあるわけで、そうした時に何も声が聞こえてこないのだから、不満だけ言う業者はフェアではありませんね。
ただし、積算の仕方にも問題があるという認識は持ったほうがよいとは思います。
私の記憶が間違っていなければ、積算価格の決定方法は、一律ではなかったと思います。たしかアスファルトの価格は1年に数回見直されるだけですが、鋼橋などに使う鋼材の価格は、その都度最新の実勢価格で積算することになっていたと思います。ただし、鋼材をたくさん使う鋼橋などの工事では、積算〜発注までに数カ月かかるので、やはりある程度の価格変動の影響はでてきます。
今回、鋼材の価格が急騰するということですが、企業だけでなく、発注者も頭を悩ませているだろうと思います。鋼構造物の工事を発注しようとしていた場合、予算を組んだ時よりも鋼材価格が上がっているので、予算をオーバーしてしまうでしょう。そのため、時間的猶予のある事業であれば、発注時期を遅らせることもあるだろうし、どうしてもすぐにやらなければならない事業であれば、予算オーバーした分、別の何かを削るということが行われると思います。いずれにしても、建設業界の厳しい時に、鋼材価格の急騰は追い打ちになるでしょう。
イマジン * 建設分野 * 05:34 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

コメント

 はじめましてu.yanと言います。
昨年の10月頃、資源の地域的偏在より資源メジャーなどの経済的要素による影響の方が大きいとして、石炭の値上がりを予想した友人が居ました。
今、その知見に驚くばかりです。経済活動下での建設業であることを改めて思い知らされると共に、勉強不足を痛感してます。
Comment by u.yan @ 2008/05/22 6:45 PM
u.yanさま、ありがとうございます。
資源メジャーですか。勉強になりました。
カルテルとか、談合のようなものなんですね。
資源を抑えているところが、そういうことをすると、一企業では対処のしようがないですね。「高すぎるじゃないか」って言ったところで、「じゃあ、売らない」と言われればおしまいですから。
こういう問題は、国から意見の申し入れをしなければならない内容と受け止めました。
Comment by イマジン @ 2008/05/23 4:41 AM
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