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日暮れて道遠し

●ADR法務大臣認定者が各法務局で公表
パソコンの修理中にたくさんのメールがたまっていたのですが、そのなかにうれしいニュースがありました。
以前にもご紹介させていただきました、土地家屋調査士のADR資格の法務大臣認定者が各法務局で公表されたようです。そのなかに父の名もあったそうです。

●市役所の昇任試験
私もこの夏、8月上旬に技術士第二次試験、9月上旬に土木学会上級技術者試験、10月上旬に市役所の職員昇任試験の3つの試験を受けました。
市役所の職員昇任試験というものは、大卒であれば3年目の職員が受ける試験で、合格すると1級から2級に昇格するというものです。職場の方に聞いた情報によると、これまでにこの試験で落ちた方はいないそうですが、私には難しい試験でした。
受験案内には、試験内容は「日常の職務遂行に必要な基本知識」と書かれていましたが、土木の技術職員である私が日常の職務に必要なものはほとんど出題されませんでした。出題は、地方自治法、地方公務員法、地方財政法、地方税法、市の条例に関するものがほとんどでした。それもほとんどが法令に書かれている文言そのものを問う、いわゆる暗記モノの試験で、選択問題はなく、すべて必須問題でした。
私の所属する係の職務は、「道路・橋りょうの新設工事・改良工事の企画・調査・測量・設計・施行・監督・指導、道路用地の寄附に関すること」だと明記されており、公表もされています。この職務を遂行するために必要な知識は、第一に土木の技術基準であり、第二に建設業法・道路法・建築基準法・市の関係条例などの建設関係法令であり、地方自治法や地方公務員法といった法令知識は、概念を理解していればよく、正確な文言は、必要な時に自治六法を開いて確認すればよいものだと理解しています。
このときに少しだけ勉強した公務員知識によれば、この形骸化した試験を「成績主義」とか「メリットシステム」というそうです。実際に体験する機会はなかなかないので、貴重な体験をしたと思っています。
実際に受けてみて分かったことは、一般職の地方公務員には、自治法や公務員法などの根幹的な法令のみの理解の程度を主な尺度として成績評価をしているため、プロフェッショナルが育ちにくいのだということです。実際に、仕事をしているふりをしている、日常業務の遂行能力のない職員ほど、この試験に真剣に取り組んでいました。
市役所の職務というのは多様なので、昇任試験(人事)を担当する職員にとっては、同じものさしで能力を比べようとすれば、自治法や公務員法といったものの理解度というのは、とても都合のよいものです。だから、これを指摘する声がなければ、いつまでもこのやりかたを続けるでしょう。
私はこれまでにいろいろな試験を受けてきましたが、多様性の強い対象について能力を審査するときは、選択問題も用意して、実務的な能力の審査も行うのが常識だと思っています。
公務員の能力向上。
これは私がとても重要だと考えていることの1つです。市役所には古い悪しき慣習がたくさん残っているので、少しずつ改善していかなければなりません。しかし、残念ながら、形骸化した昇任試験についても改善すべきだと声を上げる職員はいません。だから、自分でいうしかないかもしれません。いいたいことは山ほどあって、緊急性が高いもの、あるいは私の職務に直接影響するものから順に改善提案を行っているところで、そのなかに職員の能力向上に関係する提案も含めていますが、昇任試験については入れていませんでしたので、時期をみて改善提案をしようと思います。先は長いですね。
日暮れて道遠し
伍子胥には遠く及びませんが、伍子胥のようにあきらめず、信念を貫く生きかたをしたいですね。
イマジン * 公務員 * 23:57 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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