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H21筆記試験の分析 雰設一般)

平成21年度の技術士試験は、筆記試験が昨年夏に終わり、口頭試験も12月と1月なので、ほとんど終わっていることでしょう。
で、今ごろ何?って感じですが、昨年夏に行われた筆記試験の出題をようやく知ることができたので、ちょっと見てみようと思います。
まずは、建設一般からいきます。
出題は、次の通りでした。

●平成21年度 建設一般論文の出題
 次の2問題のうち1問題を選んで解答せよ。(答案用紙3枚以内)
-1 地球温暖化を緩和するための低炭素社会について、以下の問いに解答せよ。
(1) 低炭素社会の実現に向け貢献できると考えられる社会資本整備の取り組みを3つ挙げ、それぞれについて概説せよ。
(2) 前項で述べた取り組みの1つを取り上げ、その推進にあたっての課題と解決策についてあなたの意見を述べよ。
-2 建設部門においては、解析・設計から管理に至るまでコンピュータの導入と併せ、技術の高度化・細分化が進展しており、計算結果の妥当性を総合的に判断することが困難となってきている。
このような状況を踏まえ、技術者として解析・設計や数値シミュレーション等の成果の合理性を総合的に判断できる技術力を維持するための課題と、今後とるべき方策についてあなたの意見を述べよ。

-1は、平成20年度の試験で大本命と言われていた「地球温暖化対策」が1年スライドして出題されました。
リベンジ組はラッキーだったでしょうね。準備していたけど、役に立たなかった論文が日の目を見たことでしょう。
条件設定がほとんどなく、記述する順序だけが指定されています。(1)で社会資本整備の中での取り組みを3つ挙げ、(2)でそのうち1つを取り上げて、推進するための課題と解決策を述べる、という指定です。ごく自然な流れを指定してあるので、もうこのまま書くだけですね。とても書きやすい問題だと思いました。

-2は、意外な問題ですね。解析・設計・数値シミュレーションというところに絞った問題です。こういう特定の分野に絞った問題を出すと、受験者の専門によって有利、不利が顕著に出るので、建設一般で出題されることはないと思っていました。とても意外と言うか、こういう問題を出していいの?という驚きがありました。建設部門の仕事に携わる人の中には、解析とは無縁の人も少なくないと思うので、そういう人たちには気の毒な出題でしたね。とても素直な1問目があって、こういう2問目があるのでしょう。
で、出題の内容はというと、なかなか重要なテーマを突いていると思います。私の感覚で言うと、ここで問われている「総合的に判断できる技術力」というのは、一般的な言葉で言えば、「勘」であり「経験」であると思います。これを維持するための課題と方策ですから、非常に大きなテーマですよね。私には「技術者の勘を育て、継承していくにはどうすべきか」と問われているように聞こえます。
経験を大事にする。業務を消化で終わらせず、技術者としての血や肉に変えていく。
探究心を大事にする。議論を戦わせる場をなくさず、切磋琢磨できる環境をつくる。
多様性を大事にする。いろいろな経験を積ませる。いろいろな人と交流させる。
・・・
なんか、私の頭に浮かぶことを書いていくと、建設一般の論文とは思えないような方向に行ってしまいますね。
この問題を選択された方は、どのようなことを書かれたのでしょうか。興味があります。

平成20年度の建設一般の分析では、こんなことを書いていました。
次は、専門論文の分析もやっていこうと思います。
イマジン * 技術士 * 06:37 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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