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科学技術創造立国の危機

久しぶりに「科学技術創造立国」という言葉を目にしました。
今日、日本のノーベル賞、フィールズ賞の受賞者がそろって、次世代スーパーコンピュータ開発費などの科学技術予算がカットとなったことに意義を唱えて、記者会見を行いました。
科学技術創造立国の危機だと訴えています。

●科学技術予算カットの主なもの
・先端研究(様々な分野の研究)1229億円 → 整理して縮減
・若手研究者育成 626億円 → 縮減
・次世代スパコン開発 268億円 → 計上見送りに近い縮減

「科学技術創造立国」という言葉は、技術士試験の論文答案では皆さんがよく使っている言葉なので、私にはなじみの深い言葉です。技術士試験や文部科学省の文書以外ではなかなか見る機会の少ない言葉ですが、私はとても重要な言葉だと思っています。

土地と資源が乏しく、自然災害の多い厳しい自然環境にある日本が、世界で活躍し、リーダーシップを発揮するためには、何ができるか、何をすべきか、と考えたとき、皆さんは何を挙げるでしょうか。

私は「科学技術を生かした貢献」、「科学技術で世界をリードする」しかないと思っています。そのためには、科学技術分野の研究者や技術者を育てる環境を整備することが重要だと考えています。
科学技術創造立国を目指すことを謳った平成7年の科学技術基本法を知ったとき、わが意を得たり、とは言いすぎですが、とても共感を覚えました。今、文部科学省のホームページで検索したところ、この法案提出時の説明文書を見つけることができました(こちら)。

この法の精神は、経済低迷期の今読んでも、やはり私の心には響くものがあります。今、先端研究費や若手研究者育成費までもカットされようとしている現状を知ると、ノーベル賞、フィールズ賞の受賞者たちが日本の将来を憂いて、このような行動を起こすにいたった理由がよく理解できます。

将来はもちろん心配ですが、先端研究と若手研究者育成を切り捨てては、今のこの経済低迷を抜け出すことも困難ではないでしょうか。
日本での研究を諦めて、日本に背を向けて海外に出て行く研究者、技術者の姿が目に浮かびます。
イマジン * 環境・科学 * 03:57 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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